第26回国民文化祭・京都2011シルクファッションフェスティバルに着物を着て出席しました。丹後ちりめんの産地に住んでいますが、こういったイベントでもないと着物を着ることはありません。
私の場合、着物は生活の場からは遠いものになっており、議員をしていなかったら、着ることがあるかどうかもわかりません。日本の文化史や民俗学には関心があるので、それに関連した本はよく読むのですが、生活のなかでは伝統文化として受け継いできているものが少ないように感じています。
きょうのフェスティバルは、先週行われた小町ロマン短歌大会ほどの参加者はないとのことで、会場では半分ぐらいの方は着物を着ておられましたが、着物を着ることの非日常性も強く感じました。
トークショーや交流座談会でも言われていましたが、ほんの40年前はもう少し着物の生活があり、普段着も晴れ着も着物の方もおられましたが、日常の生活の変化とともに普段着としては伝わらず、今では、多くの方にとって着物は特別な晴れ着となっていると思います。
また、ジェフ・バーグランドさんも言っておられましたが、着物が高いことも事実です。
きょうのフェスティバルは日本文化と着物について改めて考えるきっかけになりました。